現在、全国の約120もの温浴施設に「湯~ランド」という管理システムのパッケージソフトを導入している株式会社アクティブ。平成7年の創設以降、現在に至るまで、販売・売上・顧客管理のシステム開発から営業サポート、さらにコンサルティングと業務を拡張し続けている。
「弊社では得意とする温浴施設の他に、クリーニング、ユニフォーム、リネン管理のソフトを開発しています。平成16年にはICバンド、ICロッカーに対応させ、翌17年からはタッチパネルPOS対応を組み込みました」と、代表取締役の栗山浩之氏。
かつて健康ランド、ビジネスサウナ等の24時間施設ではリストバンドを使用したキャッシュレスのシステムが主流であったが、1990年後半から入館料を600円程度にし、高い回転数で大量集客を見込めるスーパー銭湯が急増。スーパー銭湯では人件費を抑える為、券売機の導入が主流になり、館内利用時は現金を持ち歩いて券売機で券を購入するシステムが定番になった。
しかし施設が急増し競合が激しくなると、各施設は差別化を考え客の滞在時間を延ばそうと館内でゆっくりくつろげる空間の提供や飲食コーナーでのフルサービスへの転換を図り、より質の高いサービスを提供する形態となった。
システム面でも財布を持たなくても館内利用ができるキャッシュレスが主流となり、リストバンドもICタグやバーコードタイプに変化。入力ミスなどによるトラブル防止が可能となった。
自販機やマッサージ機などもリストバンドで利用でき、「館内利用すべてキャッシュレス」で退館時に一括精算できるシステムが全国で利用されるようになり、特にハンディターミナルとPOS連動により効率化を図ると共に利用履歴からお客様の嗜好を表示するなど、戦略的なサービスが可能となった。