ホーム > 導入事例 > 株式会社フレッセイ 様

導入事例

株式会社フレッセイ 様

グループ全体のシステム統合に伴い多様な機能を備えたシャープの最新ハンディターミナルを導入

写真:「ハンディブレインRZ-H250シリーズ」

持ち株会社アクシアルリテイリングの事業子会社として、群馬県を中心にスーパーマーケットを展開するフレッセイ(群馬県前橋市)。このほど基幹システムのグループ統合に伴い、シャープのハンディターミナル「RZ-H250」シリーズを導入した。店舗業務の効率化を図ることはもちろん、カメラ機能や、新たに導入した端末管理ソリューション「intAlerm」(イントアラーム)をフル活用し、端末利用の高度化をめざしている。

写真:株式会社フレッセイ
経営企画本部
情報システム室室長
桒原淳一氏

導入の背景

流通BMS導入をにらんだ基幹システムの再構築を機に新機種の導入を検討

写真:手元が細くなっているため握りやすく、正面のスキャンボタンで素早い操作が可能

2013年にアクシアルリテイリンググループに、株式会社原信、株式会社ナルスなどと経営統合した株式会社フレッセイでは、統合メリットを最大化するためのシステム改革を推進しており、業務連絡ツールの共通化などを徐々に進めてきた。16年6月には基幹システムの移行を実施。これを機にリプレイス時期を迎えていたハンディターミナルを、シャープの「RZ-H250」に入れ替え、運用を開始している。

同社情報システム室長の桒原(くわばら)淳一氏は「RZ-H250」導入の経緯について、「大前提としてこの秋の物流センター新設に伴い、流通BMS(注)の導入が大きなミッションとなっていました。そのためにグループの基幹システムを新しい基盤の上で構築していくという基本方針の元、フレッセイの基幹システムも移行。さらに同時期に、ハンディターミナルもリプレイス時期を迎えていたので、新たに必要になる機能や、導入機種の検討を進めてきました」という。

結果的に「RZ-H250」の導入に至ったことについては、7年ほど前からシャープのハンディターミナルを使ってきた実績があったことが大きいという。

「当初の導入時に、システムベンダーからさまざまな提案を受け、社内各部門から関係者を集めた機種選定会議を開催しました。その結果、画面の大きさ、反応、持ちやすさ、スキャン操作のしやすさなど、さまざまな面でシャープの機種が高い評価を得て導入に至りました。以後、長く使用するなかで店舗スタッフからの評価も高く、新機種の機能がニーズに合っていたので、今回もスムーズに決定しました」(桒原氏)

(注)流通BMS:流通ビジネスメッセージ標準(Business Message Standards)の略称

導入後の活用状況

カメラ機能を使った事例共有と端末の一元管理を実現

写真:株式会社アイテック
群馬営業所
工藤大輔氏

写真:株式会社アイテック
群馬営業所所長
佐藤丈晴氏

フレッセイをはじめ、アクシアルリテイリンググループのシステム開発において、実務にあたっているのは、グループのシステム企業である株式会社アイテック(新潟県長岡市)だ。アイテックは、07年に当時の持ち株会社である「原信ナルスホールディングス」の子会社として設立され、以後グループ企業のシステム開発や運用などを行っており、現在はグループ以外の企業へもサービスを提供している。

フレッセイについては、同社本社内に群馬営業所を設け、密接に連携をとりながらシステム開発業務を担ってきた。

アイテック群馬営業所長の佐藤丈晴氏は、「ハンディターミナルの活用については、フレッセイからいくつか具体的な要望がありました。そのひとつが、グループ内で売場成功事例の画像や、実績情報を共有するために必要なカメラ機能。もうひとつはハンディターミナルの活用状況を本部で一元管理できるソリューションの導入でした」という。

売場成功事例の共有はグループ内企業で早くから行われており、デジカメなどで撮影した売場画像をPCでアップし、販売データなどを紹介。さらにバイヤーがコメントを付けて、情報共有を行ってきた。

ハンディターミナルで撮影することができれば、この作業の手間が軽減されることになる。ハンディターミナルを使った事例共有システムは、出来るだけ早い時期に導入できるように検討を進めている。

一方、ハンディターミナルの活用状況の一元管理については、桒原氏が以前から関心を持っていたテーマだった。

「ハンディターミナルは各店に5台程度を原則として配置していますが、その活用状況を把握したいと考えていました。まったく使用されない機器があるとすれば、適切台数ではないということになります」(桒原氏)

そこでアイテックでは、本部でハンディターミナルの活用状況を詳細に管理できる端末管理ソリューション「intAlerm」(シャープビジネスソリューション)を提案。

画像:「intAlerm」の基本画面

全店舗の端末活用状況の詳細なデータが得られるほか、バッテリーの劣化状況などをチェックすることもできる。またサーバーを通じて業務アプリのアップデートを行うこともできる。

桒原氏は「端末データの活用によって、端末に問題があれば本部でいち早く知ることができます。またバッテリーの劣化チェックなども、今後有用だと考えています。そのほかリモートアクセス機能が店舗スタッフに操作法を教えるのに非常に便利だということがわかりました。端末の同じ画面を店舗と本部で共有し、操作することができます。画面を見ながら説明することで、言葉で説明するよりわかりやすく伝えることができます。導入前の研修は行っていますが、やはり実際の業務の中で疑問が出てくることがあります。これに対応する場合に有効です」と想定外のメリットをあげる。

またフレッセイのシステム業務を担当するアイテックシステム開発Ⅰ課の工藤大輔氏は「新しい機種のため、機能性や操作性が大きく向上しています。またバッテリーの寿命も従来機より大幅に長くなっている点も業務効率アップにつながると考えています」という。

桒原氏は「もちろん機器の形状や操作が多少異なるので戸惑いはありますが、慣れることで解決していくと考えています。また今後細かい改善要望が出てきた場合は、アイテックと協力して素早く対応していくことにしています」という。

将来の活用イメージ

ハンディターミナルの高い機能を生かしてより幅広い活用を構想

写真:フレッセイ玉村店

また、「ハンディターミナルでPOSサーバーにアクセスする機能を当初の予定から、POPの準備作業などの運用にあわせ、数日後の売価予約状況を確認できるよう即座に改修ができたので、作業効率が向上しました」(桒原氏)

いずれにしてもグループ企業として、可能な限りシステムの統合的な運用を図っていくなかで、各企業にとっての独自性は残っていくことになる。たとえば無線がダウンした場合の緊急発注の手法などは、企業ごとに異なる部分があり、店舗の立地状況など、それなりの理由がある。

また自動発注システムについても、現在は需要予測型のプログラムを採用しているが、店舗の状況によっては不安を感じる担当者もいるという。ハンディターミナルの機能にはまだ使いこなす余地があるので、将来的にはこうした作業のさらなる効率化、共通化を図っていくことも考えられる。

桒原氏は「使用する機能の拡大と並行して各店舗への設置台数増も今後の構想の中で検討していくことになると思います」という。

画像:主な管理画面 (左)販売動向確認画面 (中央)商品陳列数設定画面 (右)売価確認画面

2016年9月発行

このページのトップへ

お問い合わせ

このページのトップへ

  • 「ダイヤモンド・チェーンストア」ダイヤモンド・リテイルメディア発行2016年9月15日号掲載記事広告より
  • 記載されている会社名、製品名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。