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導入事例

株式会社リンガーハット 様

タッチPOSの新機種導入でドライブスルーオペレーションや呼び出しベル連動注文機の運用に活用

写真:リンガーハット 井の頭通り宮前店

「長崎ちゃんぽん リンガーハット」、「とんかつ濵かつ」など約750店舗を運営する株式会社リンガーハットでは、リプレイスのタイミングに合わせて2017年からシャープのPOSターミナル「RZ-E606」の導入を開始した。
増加傾向にあるフードコートでの出店に適したコンパクト設計や、扱いやすいタッチパネル、背面ディスプレイなど、性能をフルに活かすために多様な運用を視野に入れている。

写真:株式会社リンガーハット 経営管理グループ 情報システムチーム 
チームリーダー 是末英一氏

導入の背景

リプレイス期を迎え高い基本性能を持つ新機種に切り替え

写真:コンパクト設計の「RZ-E606」。背面ディスプレイ(オプション)でさまざまな情報を発信できる

リンガーハットの店舗では、以前からシャープのPOSターミナル「RZ-A430」を使用してきたが、2017年に5年周期を目途にしているリプレイス時期を迎え、順次新機種の「RZ-E606」に切り替えを行ってきた。

同社経営管理グループ 情報システムチーム チームリーダーの是末英一氏は、新機種導入の理由について、「機種の選定にあたってはさまざまな観点から検討を行いました。とくに近年当社店舗はフードコートでの出店機会が多いことから、省スペースにつながるコンパクト性と同時に、タッチパネルや画面はできる限り大きく見やすいものにしたいという、現場ニーズを重視しました。ご提案いただいた新機種はまさにこうした条件にマッチしていました。他機種も含め検討を行いましたが、これまでシャープさんのPOSを使ってきたうえで、サービスの信頼性やシステムの継続性という面も考慮に入れ、『RZ-E606』に決定しました」と説明する。

このほか、「RZ-E606」に取り付け可能な背面ディスプレイを使ったサイネージについても、さまざまな活用が可能だと判断。また、リンガーハットの店舗では時期ごとにおすすめメニューを訴求しており、これをわかりやすく表示することができるほか、新たに投入された新メニューの紹介にも活用できると判断されました。

また高い基本性能や現場視点に立ったタッチ操作性の向上など、「RZ-E606」を総合的に高く評価したことが導入決定につながった。

写真:ドライブスルーのオーダースポット。メニューを掲示し、店内とつながるマイクを設置

写真:ドライブスルー受け渡し口にも専用のPOSターミナル「RZ-E606」を設置

店舗での活用状況

ドライブスルーや呼び出しベル連動注文機など、多様なオペレーションに対応

写真:大型のディスプレイとの連動も可能

写真:リンガーハット井の頭通り宮前店では、カウンターに配膳用マルチディスプレイを配置

是末氏は「当社店舗は立地や規模などが店舗ごとに異なるため、必要なPOS台数やシステム構成は個別に検討しています。レジシステムも、前払い精算制で運用するセルフ方式の店舗や、ハンディターミナルでオーダーを取り、後払いを行うフルサービスの店舗などさまざま。多様なシステムを店舗によって使い分けています。その中で、最新のシステムを活用することで、できる限り店舗オペレーションの効率化を図り、無理がなく効率的な人員配置につなげていきたいという目標を視野に入れています」という。

こうした観点からいくつかの旗艦店では先端的な取り組みを試験的に導入し、実際に運用を行っている。

2017年に「RZ-E606」を導入した「リンガーハット井の頭通り宮前店」(東京都杉並区)もそうした旗艦店のひとつ。

すでに導入された「RZ-E606」をベースに、背面ディスプレイによるサイネージや、連動した大型ディスプレイの活用を実際に行っている。

「井の頭通り宮前店では、『RZ-E606』のほか、POSと連動して、注文単位(テーブル、ベル)ごとのオーダー内容を表示する配膳用マルチディスプレイを導入しています。オーダーや配膳状況が一目でわかり、効率化とミスの減少につながっています」(是末氏)

写真:試験導入で来店客に好評の「呼び出しベル連動注文機」

また同店の特徴はドライブスルーでの販売を行っている点。お客様は外のマイクからオーダーを行い、店舗内でスタッフがハンディターミナルで入力し調理を開始、お客様は受け渡し口前で待ち、商品を受け取ると同時に精算する方式。そのため、受け渡し口前にも専用のPOSを配置している。ドライブスルーを導入している店舗はまだ少ないが、同店ではドライブスルーの売上が全体の10%程度と大きく、リピーターも多いという。

またさらに新しい試みとして、「呼び出しベル連動注文機」を試行している。この仕組みでは、顧客が注文機のタッチパネルでオーダーと精算を行うと、呼び出しベルが自動的に出てくる。オーダーはキッチンに自動的に伝達され、顧客は座席で待ち、呼び出しベルが鳴ったら商品を受け取りにいく。店舗にとっては大幅な作業の効率化につながる。

是末氏は「まだ試験的に導入したばかりですが、積極的に利用を呼びかけていることもあり、現状では4割程度のお客さまが利用されています。今後、特に呼びかけを行わない場合にどの程度利用されるのかといった検証も必要ですが、フードコート店舗にも適していると考えています。また慣れてしまうと対面オーダーより簡単なので、お客さまにもメリットがあるのではないでしょうか」という。

このシステムも、POSターミナル「RZE606」と連動している。

今後の活用イメージ

クーポンの識別や店舗業務の効率化でサービスの向上をめざす

写真:POSターミナル 「RZ-E606」

是末氏は、「近年の採用難の中で、店舗作業を効率化したいというのがシステム構築の大きな目的ですが、それだけでなく、サービスの向上や顧客分析の高度化につながる仕組みをさらに模索していきたい。たとえば現在さまざまなクーポンを発行していますが、現状ではレジ処理の段階で、クーポンの種類を識別できないため、どこで発行したクーポンが利用されているのかデータとして管理できていません。決済を行うハードとしてのベースはできているので、情報の共有を図るシステムを確立することで今後の販促につなげていきたいと思います」という。

また、さまざまな自動化・効率化を進めることで、より接客に力を入れることができるような体制づくりをめざしたいと考えている。

「せっかく『RZ-E606』を導入しているので、背面ディスプレイなどをより効果的に活用する方法を探っていきたい。営業面からさまざまな要望も出ていますので、さらに改良の余地があると思っています」(是末氏)

リンガーハットは、さまざまな出店形態の店舗を運営する。そのため個別の状況に効率的に対応できる先端システムの導入には、高い意欲を持って取り組んでいるといえそうだ。

システム構成

リンガーハット井の頭通り宮前店・機器構成イメージ配膳用マルチディスプレイ、キッチンプリンタ、ハンディターミナル ドライブスルー用、呼び出しベル連動注文機、POSターミナル(RZ-E606)、店舗のパソコンがつながっています。

2018年3月発行

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  • 「流通テクノロジー 2018年3月号」 発行:株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア 掲載記事広告より
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