導入事例

東邦液化ガス株式会社 様

  • 東邦液化ガス株式会社

    所在地:愛知県名古屋市

東邦液化ガス株式会社様は、東海地域を中心とした約46万件のお客様に、生活・産業の基盤エネルギーであるLPガスを供給されています。

東日本大震災以降、エネルギーの「安全・安心」、「安定供給」に対する社会的要請が高まっていますが、LPガスは「災害に強い・復旧が早い」エネルギーとして再評価され、これまで以上に重要な役割を果たすことが期待されています。

このことを踏まえ、災害時のガスの供給を円滑にするための基盤整備と教育訓練に日々取り組んでおられます。

災害時の緊急・復旧対応に必要な情報集約に「双方向デスクトップ共有」と「TeleOffice」の連携ソリューションが活躍中

  • [本社]会議室(対策室)に導入された5台の70V型BIG PADに、各支店で集約した拠点の情報を画面で共有。本社は、BIG PADに表示された内容から全社の状況を把握・判断し、各拠点に対する指示事項をBIG PADに記載。

東邦液化ガス株式会社 保安管理部様は、災害に備えたBCP(事業継続計画)の実践に取り組んでおられます。

本社・支店・営業所の各拠点に導入されたシャープのタッチディスプレイ「BIG PAD」とBIG PAD連携システム「双方向デスクトップ共有」を活用し、正確な情報共有と拠点間の連携強化を実現しています。

さらに現場(モバイル端末)からの情報を営業所→支店→本社の各拠点で画面共有しながら、マルチ・プラットフォームに対応したクラウド型Web会議サービス「TeleOffice」を活用して音声と映像でスピーディーに指示を出し、本社から現場へ図面や設備情報等を提供して、早期の復旧に役立てておられます。

平常時にはこのソリューションを拠点間のテレビ会議、保安教育の一斉配信など、幅広い用途でご活用いただいています。

  • [本社]「支店と画面共有したホワイトボードに、本社からの指示内容をタッチペンで記入。

  • [名古屋支店]70V型のBIG PADは本社、40V型のBIG PADは管轄内の全営業所と結び画面共有。全営業所からの報告を画面に一覧表示させ、支店内の状況をリアルタイムに把握。集約内容を70V型BIG PADに書き込み、本社と情報共有。

導入時、特にご評価頂いたポイント

  • ワンタッチで複数拠点と素早く画面共有を行うことができ、拠点間で相互にストレス無く書き込みができる操作性。
  • 平常時には、ホワイトボートやプレゼンテーションのモニター、拠点間の会議や打ち合わせなど、使用用途が広いこと。

システム概要図

本社、支店、営業所、充墳所は社内LANでつながれています。本社にはBIG PAD 5台とプロジェクター、支店や営業所にはBIG PADとデクストップ共有用ワークステーション、充墳所には監視カメラシステムが導入されました。

導入のきっかけ

BCPの観点から、災害時の対応力向上のためにトータルネットワークのシステムを検討

  • Web会議をBIG PADを利用して実施

    離れた相手の顔をお互いに見ながら詳細な状況を会話方法で確認。

東邦液化ガス株式会社様では、社会インフラを担う企業として、日頃から災害や事故など不測の事態への対応策を検討されています。全方位から情報を集約し、対応の優先順位を短時間に決める必要があります。

しかし、従来の無線電話やFAXなどを利用した方法では正確に伝えにくい情報もあるため、電子黒板を利用したデジタルネットワーク化を検討。営業所が掴んだ現場情報を管轄支店が集約し、支店と本社でリアルタイムにその情報を共有し、活用するシステムとして、「BIG PAD」とBIG PAD連携システム「双方向デスクトップ共有システム」、「TeleOffice」、現場用にモバイル端末を導入されました。

さらに、シャープの監視カメラを充填所に設置し、施設の全景や充填設備の状況を「BIG PAD」に表示するなど、災害に備えたトータルネットワークシステムを構築されました。

導入後の感想

大画面ディスプレイでのリアルタイムな情報共有が現状把握の精度を高め、判断・指示時間の短縮に

  • 保安管理部 マネジャー 森 様

保安管理部 マネージャー 森様は、「従来の無線電話とFAXを中心としたやりとりでは、表現方法によって現場状況が様々に予想できるため、正確な状況把握に時間がかかってしまう場合もありました。『双方向デスクトップ共有』、『TeleOffice』をインストールした『BIG PAD』を導入してからは、ホワイトボード機能を利用して音声と映像もやりとりするので、複数人で客観的に現状を確認でき、判断・指示時間も大幅に削減できました。『BIG PAD』に表示した内容はデータ保存ができるので、対応策の振り返りと更なる最善策の検討に活かせます。また、本システムを利用した防災訓練は臨場感があり、社員の一体感が一段と強くなりました」とおっしゃっています。

今後の展開予定

災害時でも平常時の感覚で操作ができるよう、平常時の活用頻度を向上

平常時の会議や打ち合わせに「双方向デスクトップ共有」や「TeleOffice」の利用をいっそう推進される予定です。

日常的に本システムを利用することによって、災害時でも平常心で正確な情報共有を行うことができる人材を育成し、また、業務の効率化や資産の有効活用につなげておられます。

今後は関係会社へも同システムを導入するなど、グループ全体でのBCPを推進される予定です。

  • 本社 対策室のBIG PAD
  • 本社のスクリーンにプロジェクターで映す

集約された災害状況をプロジェクターで大画面に投映し、幹部への報告に活用。

2018年7月発行

導入製品

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