システム概要
さまざまなID管理と認証が1枚のICカードで管理。
「Meeno」は、さまざまなフィールドで簡単に安心・安全な認証環境を提供するミドルウェアです。
入退室・出欠・就業・設備管理・公共施設利用や図書館利用などの住民サービス・ポイント管理システム等を1枚のICカードに集約し、セクトラルモデルを採用したID管理と認証環境です。
- 「Meeno」は、サービスごとに異なる複数のID(サービスID)をひとまとめにできるため、管理を簡略化できるほか、後からのサービス追加が容易です。
- 「Meeno」は、サービスIDをひとつの識別子で管理するミドルウェアであり、利用者のID情報を管理する手間を軽減できます。
- 従来の方式では、サービスを追加する場合はカードを回収してID情報を新たに書き込む必要がありました。「Meeno」の場合、チップには複数のIDを束ねる識別子情報のみを格納しており、カードを回収してID情報を新たに書き込む必要はありません。
(注)Meenoカードの発行後、既存サービスのIDとの紐付けを行うには、カードの回収が必要な場合があります。
- 認証のセキュリティレベルを管理対象別に設定できます。
- サーバーを介さず、ICカード内の権限の委譲・貸借・委任ができます。
- 認証環境は、サービスIDの演算生成機能・更新機能により、安心・安全に提供できます。
統合認証基盤でつながる街・魅力ある社会。Meenoは多方面で利用可能。
自治体、大学、医療機関、企業などでMeenoを利用できます。
- 自治体
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- 住民サービス
- 災害時の安否確認
- 見守りサービス(児童・高齢者)
- 緊急時の本人既往症・投薬確認
- 医療機関
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- 診察券
- お薬手帳
- 保管庫の施錠管理
- マンション
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- 住民の入館管理・ルームキー
- 駐車場入出庫管理
- 集会室などの共用施設の利用管理
- 宅配ボックスサービス
- 大学
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- 学生証や職員証
- 出欠管理
- 施設の予約
- 入退室管理
- 食堂や売店での支払い
- 企業
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- 勤怠管理
- 事業所入館管理
- データアクセス権限の管理
- 食堂の利用
セクトラルモデルとは
セパレートモデル、フラットモデルと並ぶID付番方式のひとつ。セパレートモデルの場合、利用者はサービス毎に割り振られたIDで認証を受けます。フラットモデルの場合、利用者は1つのIDで複数のサービスの認証を受けます。セクトラルモデルの場合、利用者は基本となるIDよりサービス毎に生成されるIDで認証を受けます。マイナンバー制度における情報連携基盤において、セクトラルモデルによるID付番方式が採用されています。