抗菌・抗ウイルス対策なら、シャープの光触媒オフィス抗菌サービス

（2021年8月 光触媒オフィス抗菌サービスは、光触媒抗菌サービスに名称が変わりました。）

企業や病院、スーパー、飲食店、ホテル、交通機関など、さまざまなところで、ウイルス感染拡大防止の対策が実施されています。

なかでも、人が集まりやすい場所のテーブルやイスなどの什器や、手の触れることが多い手すりやドアノブ、エレベータのボタンなどの消毒は、定期的に実施するだけでは限界があり、接触感染の原因にもなります。

「光触媒オフィス抗菌サービス」は、光触媒を壁やテーブル、イスなどに噴霧および、塗布する方式の業務用サービスです。光触媒を噴霧した壁やテーブル、イスに光が当たると表面に強い酸化力が発生し、雑菌やニオイ成分などが酸化分解され、抗菌・抗ウイルス・消臭・防汚・防カビに効果を発揮※1します。

※1 すべてのニオイ・菌・ウイルスに効果があるわけではありません。ニオイ・菌・ウイルスの種類や対応物の素材、明るさなどの使用環境により効果は異なります。JIS基準に基づく試験環境での効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。

光触媒オフィス抗菌サービスとは

「光触媒オフィス抗菌サービス」は、どのようなサービスでしょうか？光触媒オフィス抗菌サービス推進担当　福田に聞いてみました。

―― 光触媒を使った抗菌サービスを始めたのはなぜですか？

シャープでは、可視光応答型光触媒に着目、研究開発を進め、自社家電製品の応用などを行ってきました。ウイルス対策への関心が高まる中、オフィスや病院、ホテルなど、業務用として光触媒を活用したオフィス抗菌サービスを始めました。

―― 光触媒とは何ですか？

光触媒とは、光を吸収して化学反応を促進させる作用をもつ物質の総称です。光触媒が光を吸収すると、活性酸素が生成されます。活性酸素は、強力な酸化力を持つため、光触媒を塗布したところは、雑菌やウイルスの働きを抑えることができます。

―― シャープの光触媒の特長を教えてください。

シャープの光触媒は、酸化タングステンを採用した独自の可視光応答型光触媒を使用しています。一般的な光触媒で採用されている酸化チタン(TiO₂)に比べ、酸化タングステンは、反応する光の波長範囲が広く、蛍光灯やLED照明などの光に対しても反応するため、太陽光の届かない屋内でも、抗菌・抗ウイルス・消臭・防汚・防カビに優れた効果を発揮します。

―― 光触媒オフィス抗菌サービスは、どんなサービスですか？

まず、事前にお客様先に訪問して、光触媒を塗布する場所を、お客様にヒアリングさせていただきながら確認します。当日の作業内容や注意事項なども説明します。

当日の作業では、準備として、ディスプレイやパソコン等の電子機器や電源コンセントなどに、光触媒の液剤が直接かからないようにビニールシートなどで保護します。
次に、吹付用工具を使い、光触媒の液剤を壁やテーブル、イスなどにムラなく噴霧します。手すりやドアノブ、電話の受話器、パソコンのキーボードなどには、手作業で塗布します。作業完了後、自然乾燥により光触媒が定着します。

―― どんな効果がありますか？

抗菌・抗ウイルス・消臭・防汚・防カビの効果が期待できます。気になるニオイを弱めたり、雑菌やウイルスの働きを抑える効果があるので、衛生的で菌が住みにくい環境を作ることができます。

―― どんなものに光触媒を塗布できますか？

屋内の壁やテーブル、イスなどの什器や、ドアノブや電話の受話器などのよく触るものに塗布できます。火災報知器やコンセントなどの電源回り、パソコンなどの電子機器は誤動作を防ぐため、養生します。
ポスター、書類等の紙製品や美術品などは、変色や破損のおそれがあるため、事前の片付けをお願いしています。革製品などについては、事前にご訪問した際に、ご相談させていただければと思います。（詳しくは、お問い合わせください。）

――「消臭・抗菌・抗ウイルス・防汚・防カビ施工済みステッカー」を発行

―― どんな企業が利用されてますか？

一般企業のオフィスをはじめ、ホテルや飲食店、ショッピングモール、塾、バスなど、さまざまな業種や施設で利用され始めています。日頃から感染拡大防止について、常に新しい対策を考えているお客様が多く、関心の高さがうかがえます。
今後も、さまざまなソリューション、サービスを通じて、社会の安心、安全に貢献できるよう取り組んでいきます。

―― ありがとうございました！

＜関連サイト＞

・光触媒オフィス抗菌サービス

・導入事例